ハノイのホテルのルーフトップバーで考える

いま、ハノイの4つ星ホテル「ラ・シンフォニア・デル・レイ・ホテル・アンド・スパ」の、ルーフトップバーでこれを書いています。

 

トリップアドバイザーで世界16位、アジア7位に選ばれたというホテル。記念に一泊だけしてみようと思い立ち、予約をとった次第です。

 

ホスピタリティがすごい、とのレビューを読んでいたので、最高のホテルのサービスをいちどくらいは体験してみようと、意気込んで来ました。

評判どおりの上品な接客です。自分まで上品な客になった気分です。もうちょっと良い服を来てくればよかったと思いました。

部屋もおしゃれで上質。ただ、部屋が思ったより狭かったです。一日部屋で過ごしてやろうと思っていたので、ちょっとその気分にはならないかな、というところ。

なるほどー。自分はホテルにずっといたくなるような居住性を求めてもいるんだな、と新たな発見です。

仕事を少ししたかったのでパソコンをもって、ルーフトップバーへ。ここが最高の眺め。湖を見渡せる場所にあり、普段はうるさいだけの大量のバイクや車のヘッドライトさえも、きれいなイルミネーションのようです。

なるほど、これはすごいわ。スタッフもとてもていねいで、やさしい。

ただ、僕はやっぱり途方にくれています。前回の続きのようですが、やっぱり、ここは、ひとりで泊まるホテルじゃない。無駄にロマンティックです。ぐるっと見渡しても、ひとり客はいません。この眺めを誰かと共有したかった、そんな感傷に浸っています。

今回、ハノイで1つのミッションがありました。

2年前くらいにお世話になっていたオンライン英会話の先生が、南アフリカの人で、ハノイに住んでいたんです。また、ほかの先生もハノイ在住の人がいたりして、欧米人のノマドたちに、いまハノイに住むが人気なのかな、と思っていました。

で、その実態を調査にきた、という気分もあったのです。

この1週間、あのおしゃれな先生はどこに住んでいたんだろう、自分ならどこに住むだろう、とハノイのさまざまな場所を練り歩いていました。

どこかに、外国人が集まって、意識の高いベトナム人と一緒に、おしゃれで快適なエリアを形づくっているんじゃないか、という期待があったのです。

欧米人に人気というストリートにも、日本人が多く住むという地域にも行ってみましたが、僕の期待する雰囲気ではありませんでした。うまく探せなかっただけなのかもしれません。

少しその片鱗を感じる地域はあったのですが、僕が思うより規模がずっと小さそうでした。

でも、今回の旅で、ベトナムのことが好きになりました。友人のつてて、現地のやさしいベトナム人と触れ合ったからかもしれません。何度も利用したバイクタクシーのドライバーたちが思ったより礼儀正しくやさしかったからかもしれません。

なにより食べ物が美味しいからだと思いますが!