決められない macbook air編
ここ13日間ほど、ふさぎこんでいた。気持ちが落ち込み、自己否定の感情が吹き荒れ、人と会うのが嫌で、朝起きられなくなり、深夜にYOUTUBEをずっと見ていたりした。
隣人なども異変に気づき、どうしたの?と聞いてきたりした。夏バテで。。などと言葉を濁したが、それだけではない。きっかけはある。
僕がこのような抑うつ状態に突入した原因は、Macbook Airのカラーが決められなかったことだ。
わからない?
説明しよう。僕は2013年に買ったMacbook Airをずっと大切に使ってきた。もう9年!になるのだ。すごいだろう。そして、さすがにいろいろと限界が見えてきたので今年こそ買い換えることにしたのだ。
そして、ちょうどこの夏に新しいMacbook Airがリリースされた。これでいい、これを買おうと思ったのだ。
そして、いままでシルバーを使っていたから、今度はスペースグレーにしようかな、と思い、でも、ミッドナイトとか新色も出たので一応実機を見てから、とヨドバシカメラに出かけていったのがかれこれ一ヶ月ほど前のことだ。
それで何が起きたか。あれ?スペースグレーよりシルバーのほうがきれいじゃない?と思ってしまったのだ。
それから苦悩が始まった。照明の関係もあるかもだから一応、ほかの店舗でも見てみようと、別のショップへ。すると、こんどは、あれあれ、スペースグレーのほうがかっこよくないか?と見えてきてしまったのだ。でもシルバーもやはりいい。
もうおわかりだろう。決められなくなってしまったのだ。
このときすでに脇の下がしっとりと湿っていることに僕は気づいていた。
また例のヤツが始まった。。
ただ、シルバーなのか、スペースグレーなのか、それだけなのだ。
そう、昨年暮れにiPhoneを買ったときも、ほぼ同じことが起きていた。色が決められなくなったのだ。
ただ、頭の中で、たったこれだけのこと、どっちでもいいじゃん、と思ってはいるのだ。
iPhoneのときもそうだっただろう? あのとき、結局使い慣れてしまえばどうということはないし、迷っていたことさえも忘れると学んだのではなかったか?
でも、だめなのだ。脳がショートし、正常ではなくなっていくのを感じながら、僕は、決められないの魔法にかけられてしまったのだった。
あれから一ヶ月。3軒のAppleストアと、4軒の電器店を回った後、僕はプチうつ状態に突入したのだった。
そして、結局、まだ決められていないのだ。
僕のような人はほかにいるのだろうか? Macbook Airの色が決められなくなって、2週間ほど部屋に引きこもってしまうような人は。
これは、きっと、Macbook Airの色を決める、という問題を超えた、何かにちがいないのだ。
僕の根幹がゆさぶられている。
僕の心のなかでは、
どうしよ、Macbook Airの色が決められない→やっぱり俺はだめなヤツだ。もう何事もうまくいかないだろう。お先真っ暗だ。
ぐらいの回線ショートが起きているようなのだ。
この考察は続けなければならないが、今日はこれくらいにしよう。
ただ、同志がいるのかを今、とても知りたい。